精密攻撃ミサイルにより、ハイマースは600キロメートル以上離れた移動目標を正確に攻撃することが可能。(大紀元製図)

ウクライナ イスラエル式「標的排除」戦術でロシア中枢を攻撃 高官・軍事拠点を標的に

ウクライナはイスラエル式の「ピンポイント排除」と同じ戦術で、ロシア中枢や高官を標的とした攻撃を強化している。モスクワやクリミア、クルスクなどで爆発や高官暗殺が相次ぎ、無人機やAI技術を駆使した長距離精密攻撃も展開している

7月2日、モスクワ中心部で激しい爆発が発生し、少なくとも2台の車両が炎上した。ロシア連邦保安局(FSB)第五局のコムコフ局長が斬首(暗殺)作戦のターゲットなり死亡した。彼は独立国家共同体(CIS)諸国における対スパイ活動を担当していた人物である。

ロシア政府はこの攻撃に強い危機感を抱いており、高官の殺害だけでなく、ウクライナの作戦がモスクワ中心部にまで及んだことを重く見ている。

▶ 続きを読む
関連記事
これはウクライナ戦争終結を目的とする28項目の草案に対する、ロシア指導者として初めての公式な反応である。
トランプ政権はウクライナ情勢の悪化を踏まえ早期和平を重視し、情報支援停止を交渉圧力とする現実路線へ傾いている。
ウクライナは23日、ロシア・モスクワ州にある発電所をドローンで攻撃して大規模な火災を引き起こした。また、火災のため、数千人が暖房を利用できない状態となった。これは、ウクライナがこれまでにロシア本土の奥深くに位置する発電施設に対して行った最大規模の攻撃の一つである
ウクライナは今後10年で仏ダッソー製「ラファール」戦闘機最大100機の導入方針を発表。防空システムなども含め歴史的協定に署名
G7財務相はロシア産原油の購入を拡大する国々も制裁対象とする方針で一致し、凍結資産全額の活用も検討している。