ウクライナ イスラエル式「標的排除」戦術でロシア中枢を攻撃 高官・軍事拠点を標的に
ウクライナはイスラエル式の「ピンポイント排除」と同じ戦術で、ロシア中枢や高官を標的とした攻撃を強化している。モスクワやクリミア、クルスクなどで爆発や高官暗殺が相次ぎ、無人機やAI技術を駆使した長距離精密攻撃も展開している
7月2日、モスクワ中心部で激しい爆発が発生し、少なくとも2台の車両が炎上した。ロシア連邦保安局(FSB)第五局のコムコフ局長が斬首(暗殺)作戦のターゲットなり死亡した。彼は独立国家共同体(CIS)諸国における対スパイ活動を担当していた人物である。
ロシア政府はこの攻撃に強い危機感を抱いており、高官の殺害だけでなく、ウクライナの作戦がモスクワ中心部にまで及んだことを重く見ている。
関連記事
ウクライナは72時間でロシア船21隻を攻撃し、クリミアへの補給線に打撃を与えた。「影の船団」を狙った作戦で、長距離ドローンがタンカーなどに連続攻撃。戦局の重心は空へ移行している
トランプ大統領はウクライナにパトリオットミサイルの国内生産を認める方針を表明。防空強化を狙う一方、停戦に向けプーチン大統領との直接協議も検討。戦闘とエネルギー情勢は緊迫が続く
ウクライナの長距離ドローンがロシア領内深くを攻撃。ルビオ米国務長官は、ロシアの領空防衛が困難になり、戦争終結交渉の流れが変わりつつあるとの見方を示した
ウクライナ軍のドローン攻撃に対抗し、ロシア軍がスターリンク通信を妨害する電子戦システムを配備。補給線の偽装や分散も進め、戦況は通信妨害を軸に新局面へ
ウクライナ軍は中距離ドローンでロシア軍の後方補給線を継続攻撃。スターリンク連携や編隊運用により戦場の構図が変化し、補給遅延と前線圧迫で優位を維持している。