熱中症で命を落とした中国・青島大学の学生寮の管理人の「おじちゃん」。(スクリーンショット)
学生たちが「学校の責任」を厳しく追及

中国で猛暑の犠牲者となった「優しき管理人」

自分の食事は節約するのに、猫にはペットフードを欠かさず、扇風機をあてる優しいおじちゃんだった……。

7月6日朝、中国・山東省で連日40度を超える猛暑が続くなか、青島大学の学生寮で働いていた60代の男性管理人が熱中症で命を落とした。

冷房のない劣悪な環境に放置された末の悲劇に、学生たちは、大学が殺したようなものだと怒りの声を上げた。

▶ 続きを読む
関連記事
中国各地で悪質な事件や大規模火災が頻発。民衆の怒りは一般人から政府や官僚へと向かい、「中共体制の崩壊」を望む声も広がっている
中国経済悪化の中、若者たちは失業や収入減、生活苦に直面している。駅で野宿する人も多く、就職も困難。中国共産党発表とは対照的に、現場の実態はより深刻だと語られる
中共政府の注意喚起後も日本行きフライトは満席が続き、多くの中国人旅行者が通常通り渡航している​
中国の第3四半期直接投資は前期比51%減。多国籍企業の撤退が加速し、経済の先行き不透明感が深刻化している。
現役上将の約4割が軍紀委調査対象となり、軍事法廷への移送が進行。忠誠審査と権力集中が軍内部で加速し、制度的粛清へと展開している。