7月7日、中谷防衛大臣はヒーリー英国防相及びクロセット伊国防相と日英伊防衛相会合を行い、次期戦闘機の共同開発事業(GCAP)について議論した。(提供:防衛省)

日英伊 次期戦闘機3カ国共同開発が本格化

日英伊3か国による次期戦闘機の共同開発事業「グローバル戦闘航空プログラム(GCAP)」の推進体制が本格化している。7月8日、中谷元防衛大臣は記者会見で、前日7日に英国のヒーリー国防大臣、イタリアのクロセット国防大臣とオンラインで防衛相会合を実施し、GCAPの進捗について協議したことを明らかにした。

会合では、GCAPを一元的に管理・運営する政府間国際組織「GIGO(グローバル・インダストリー・ガバナンス・オーガニゼーション)」と、6月20日に設立された日英伊3か国の企業によるジョイント・ベンチャー「エッジウィング」との間で、年内に統合契約を締結する方針で一致した。これにより、プログラムの管理体制がより効率的かつ効果的になり、事業の加速が期待されている。

GIGOは2024年12月に設立され、今年英国のロンドン近郊レディングに本部が正式に設置された。GIGOの運営には日英伊3か国が協力しており、日本からは元防衛審議官の岡真臣氏が初代首席行政官に就任するなど、主体的な役割を担っている。

▶ 続きを読む
関連記事
8月15~20日にかけ、ロシア艦艇が宗谷・対馬海峡を航行し、中国軍機は東シナ海で飛行。北朝鮮も弾道ミサイルを発射した。日本周辺の複数海空域で緊張が続く
日豪両防衛相は、長射程ミサイルの発射試験で協力する方針を確認した。国内で十分な試験空間を確保しにくい日本は、豪州の広大な試験場を活用し、反撃能力の実効性向上を目指す
8月18日午後0時55分ごろ、那覇空港で、航空自衛隊那覇基地所属のF15戦闘機がB滑走路に着陸した後、滑走路上で動けなくなるトラブルが発生した。この影響で、同空港の海側にあるB滑走路が閉鎖された。
8月15日、日本は81回目の終戦の日を迎える。その2日前の13日、ロシアのプーチン大統領が北方領土の択捉島を訪れたという。なぜ今、プーチン大統領は択捉島を訪問したのだろうか
中露艦隊による「日本一周」航行の直後、ロシアと中国の情報収集機が連日、日本周辺を飛行した。領空・領海の侵犯は避けつつ、海空両面から圧力をかけるグレーゾーン行動が続いている。