海上保安庁 は、昨年の日米豪印首脳会合の共同声明に基づき、「シップオブザーバー・ミッション」を『初』実施。米国沿岸警備隊(USCG)巡視船「STRATTON(ストラトン)」に職員2名を派遣し、日米豪印海上保安機関で知見の共有や信頼醸成を図った(6/28~7/2、パラオ~米・グアム)(提供 海上保安庁)

日米豪印4カ国の海上保安機関 初の「シップオブザーバー・ミッション」実施

海上保安庁は2024年7月23日、日米豪印(日本・アメリカ・オーストラリア・インド)の4カ国の海上保安機関による初めての「シップオブザーバー・ミッション」が実施されたと発表した。今回の取り組みは、2024年9月に開催された日米豪印首脳会合の共同声明を受けて行われたものであり、自由で開かれたインド太平洋(FOIP: Free and Open Indo-Pacific)の実現に寄与することを目的としている。

「シップオブザーバー・ミッション」とは、複数の国の海上保安機関職員が互いの船に乗船し、現場で活動を共にする相互乗船制度である。今回、日本は海上保安庁(JCG)、アメリカは沿岸警備隊(USCG)、オーストラリアは国境警備隊(ABF)、インドは沿岸警備隊(ICG)がそれぞれ職員2名程度を派遣した。  

実施期間は現地時間で6月28日(土)から7月2日(水)までの5日間におよび、パラオ共和国からアメリカ準州グアム間の海域において、米国沿岸警備隊の巡視船「STRATTON(ストラトン)」船上で行われた。

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