当局に対応を求める被害保護者たちの様子(スクリーンショット)
中国で相次ぐ幼稚園責任者の夜逃げ

逃げた園長 消えた学費 中国の私立幼稚園で集団被害

中国・河南省信陽市の私立「陽光雨露」幼稚園で、園長が学費を持ち逃げして園を突然閉鎖する事件が発生した。被害は系列4園に及び、数百世帯の保護者が未使用の学費を失い、教員への給与も支払われていない。

園長は、幼児教育に20年以上携わる人物として地元で信頼を集めていたが、現在は行方不明となっており、警察も所在を把握できていない。

本紙が被害を受けた保護者に取材した結果、この幼稚園では、学費の前納額に応じて豪華な景品がもらえる「ポイント制キャンペーン」が行われていたことが明らかになった。保護者たちは、子どもが園内で優遇されることを期待し、先生の勧めに抗えず、際限なく前払いしていたという。中には10万元(約200万円)以上を納めた家庭もあり、教育がまるでマルチ商法のように利用されていた実態が浮き彫りになった。

▶ 続きを読む
関連記事
北京の病院前で、「補助はありますか」と小さく尋ねる失業者たち。違法と知りながら自分の血で生活をつなぐ現実、なぜここまで追い込まれるのか
北京の「国家信訪局」に並ぶ人々。 最後の望みをかけて上京しても、途中で連れ戻される現実。 「見えない、聞こえない指導者が国を壊した」 寒空の下で上がった声が、いまの中国社会の重さを物語っている
米シンクタンクCSISの報告書は、中共軍の高級将校101人が2022~26年に粛清されたと指摘。中央軍委副主席ら中枢幹部失脚、ロケット軍被害最大。習近平の忠誠確保策が軍の指揮体系と戦備に深刻な影響
中国で35歳以下の失踪者が11日間で136人に達した。最年少は8歳。なぜ若者や子どもばかりが消えるのか。説明なき現実が、臓器狩りへの疑念を再び強めている。
今年の中国旧正月、市場は閑散。収入安定層さえ財布の紐を固く締め、買い控えが鮮明に。お金があってもなくても消費せず、経済不安が庶民を直撃。北京や地方で同様の冷え込み