【秦鵬觀察】江油事件 いじめが招いた中国全土の怒り
現在、中国共産党(中共)の最高指導層は北戴河にて会議を開催している。ベッセント米財務長官はこれを「conclave(法王選出の会議)」になぞらえ、限られたメンバーによる秘密協議であると表現した。会議の成果が明らかになるまでには、なお時間を要すると見られる。
この間に民衆の蜂起が発生しないよう、中共は国民に「夏休みの宿題」を課した。それは抗日映画を視聴し、日本に対する憎しみを高めるというものである。国民の注意を逸らすための巧妙な策略に他ならない。とりわけ映画『南京照相館』がこの目的に貢献している。
しかし、周到な策にも綻びが存在する。予想外の火種が四川省江油市で着火し、瞬く間に世界的注目を集める事件へと発展した。
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