「戾气(リーチー/邪気)」が充満する社会 暴発する市民、隠蔽する当局
邪気に呑まれる中国社会 わずか2万円余りでも殺人に?【動画あり】
中国・湖南省で起きた惨劇は、現代中国の異常さを象徴している。8月25日、ドイツの高級車BMWに乗る車主が、わずか2万円余りの修理代をめぐる口論の末に殺害された。車主は修理工場に1200元(約2万5千円)の代金を支払わず、店主が催促したところ口論となり、修理工場の経営者が激高して車主を殺したのである。
(現場の様子。2025年8月25日、湖南省新化県)
関連記事
中国経済悪化の中、若者たちは失業や収入減、生活苦に直面している。駅で野宿する人も多く、就職も困難。中国共産党発表とは対照的に、現場の実態はより深刻だと語られる
中共政府の注意喚起後も日本行きフライトは満席が続き、多くの中国人旅行者が通常通り渡航している
中国の第3四半期直接投資は前期比51%減。多国籍企業の撤退が加速し、経済の先行き不透明感が深刻化している。
現役上将の約4割が軍紀委調査対象となり、軍事法廷への移送が進行。忠誠審査と権力集中が軍内部で加速し、制度的粛清へと展開している。
四中全会を前後し、軍の張又侠派と習近平が台湾方針を巡り激しく対立。大規模粛清が続き、両派の対抗が深まり、軍内権力図も変化している。