「自殺防止」を目的として開催された緊急保護者会の様子、湖北省武漢市、2025年8月。(スクリーンショット)
中国教育の異常事態

夏休みの宿題ひとつで命を落とす? 武漢で相次ぐ子供の自殺で保護者会を緊急招集=中国

今日は8月31日、いよいよ夏休み最終日となった。子供がいる家庭では、宿題が片付いているかどうか焦りを感じる頃かもしれない。「ぎりぎりでやるタイプ」と言えば聞こえはいいが、実際は宿題を後回しにして遊んでばかりというケースも多い。最終日になり、子供が「ギャーッ」と叫びながら机に向かう姿を目にすることもあるかもしれないが、これは憐れむまでもなく、完全に自業自得だ。

さて、ここで思い出すのは、中国のSNSで見かけたどこかの飲食店の閉ざされたシャッターに貼られていた「臨時休業」を知らせる手書きの張り紙である。そこにはこう書かれていた――「大ピンチ! 息子の夏休みの宿題が終わっていないから本日休業!」。日本では笑い話になるこんな光景も、中国・武漢では同じ宿題でも、この宿題をめぐり、命を絶つという痛ましい事件が起きている。

近年では経済難や失業が社会を覆っているが、そうでなくても中国の受験プレッシャーは底知れず苛烈だというのは昔からのことであり、ここまでは広く知られている話である。

▶ 続きを読む
関連記事
年越しイベントが次々消えた中国。警戒の理由は治安ではなく「人が集まり感情が動くこと」だった。静まり返る街と、走る若者の映像がその本音を映している
数字は「安定」、暮らしは限界。 給料が出ない公的機関、空っぽのオフィス、閉じる店。 2025年、中国社会に広がる静かな後退
ポルシェは中国販売不振で2026年末までに店舗を150から80へ縮小。販売台数26%減、利益99%減の苦境を受け、EV推進を緩めガソリン車にシフト。主要都市に注力する
習近平に22年忠臣・鍾紹軍が軍規律委に連行。苗華・何衛東案件に関与か。ロケット軍汚職後異動、ついに見捨てられ異例シグナル。蔡慎坤氏が確認、上将昇進式でも不在
董軍国防部長の失脚情報が相次ぎ、解任・軍籍剥奪・立件調査などの内部告発が続いている。苗華人脈の粛清と海軍高官の相次ぐ失脚で、董軍を巡る危機はむしろ深刻化している