(左)死亡した妊婦の実家の親族。(右)葬列に加わった市民たち。(映像よりスクリーンショット)
当局は道路封鎖と情報規制 中国SNSで怒りの波を呼んだ「孟村事件」とは?

夫の家庭内暴力で命を落とした妊婦 なぜ数千人もの市民が葬列に加わったのか【動画あり】

河北省滄州市で、妊娠中の女性・劉銘瑤(りゅう めいよう)さんが、「優秀党員」と表彰された検察院職員の夫から暴行を受け、命を奪われた。葬儀が営まれた8月29日には、面識のない数千人の市民が集まり棺を見送った。

人々が列に加わり街を埋め尽くす光景となったのは、単なる弔いではない。権力に守られた加害者が罪を逃れるのではないか、そんな不信と怒りが広がっていたからだ。現場となったのは、八極拳の発祥地として知られる河北省滄州の孟村、少数民族・回族が暮らす地域である。

 

▶ 続きを読む
関連記事
中国の2025年出生数は792万人で過去最低、総人口は339万人減の14億489万人。高齢者(60歳以上)は3億2300万人超。出産奨励策も効果薄く、シルバー経済推進も高齢者の低年金で実現困難
北京の病院前で、「補助はありますか」と小さく尋ねる失業者たち。違法と知りながら自分の血で生活をつなぐ現実、なぜここまで追い込まれるのか
北京の「国家信訪局」に並ぶ人々。 最後の望みをかけて上京しても、途中で連れ戻される現実。 「見えない、聞こえない指導者が国を壊した」 寒空の下で上がった声が、いまの中国社会の重さを物語っている
米シンクタンクCSISの報告書は、中共軍の高級将校101人が2022~26年に粛清されたと指摘。中央軍委副主席ら中枢幹部失脚、ロケット軍被害最大。習近平の忠誠確保策が軍の指揮体系と戦備に深刻な影響
中国で35歳以下の失踪者が11日間で136人に達した。最年少は8歳。なぜ若者や子どもばかりが消えるのか。説明なき現実が、臓器狩りへの疑念を再び強めている。