ドナルド・トランプ大統領(中央)が演説し、(左から)スティーブン・ミラー大統領首席補佐官、スージー・ワイルズ大統領首席補佐官、パム・ボンディ司法長官、クリスティ・ノーム国土安全保障長官、カシュ・パテルFBI長官が耳を傾けている。2025年10月8日、ホワイトハウスのステート・ダイニングルームで行われた円卓会議の様子。Photo by Anna Moneymaker/Getty Images

アンティファの暴力を証言 トランプ氏とジャーナリストが円卓会議

ドナルド・トランプ米大統領は10月8日、ホワイトハウスで円卓会議を開催し、新たに国内テロ組織に指定されたアンティファ(ANTIFA)による暴行を受けたジャーナリストたちと閣僚を集めた。

アンティファはソビエト連邦下で発祥した極左過激派組織で、ドイツ共産党の暴力部隊として政治的ライバルを標的にしてきた。反対派を「ファシスト」と決めつけ、政治的暴力を繰り返すことで知られる。トランプ氏は9月22日に署名した大統領令により、この組織を国内テロ組織に指定した。

2019年と2021年にアンティファのメンバーから襲撃された記者アンディ・ゴー氏は、オレゴン州ポートランドでの暴動中に襲撃された瞬間を回想した。「それが人生で唯一の死にかけた経験であり、今でも思い出すと震える」とゴー氏は語った。

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