中国共産党の最大のタブーを告発 『長春 – Eternal Spring』が日本各地で上映
2002年、中国・長春でテレビ局の電波を乗っ取り、中国共産党(中共)が行っていた法輪功に対する厳しい人権弾圧を訴える放送を流した事件が発生した。なぜ法輪功の学習者は電波ジャックという方法をとって真実を伝えなければならなかったのか。その衝撃的な実話を、アニメーションという手法で斬新に表現したドキュメンタリー映画『長春 – Eternal Spring』(2022年/86分)が、12月に全国各地で上映される。
1990年代半ばから1999年まで高い病気治療効果と精神的な向上が得られることから中国で非常に人気を博した気功「法輪功」。
しかし、1999年7月20日、当時の中国共産党総書記・江沢民は、数年で7千万から1億人とも言われるほど爆発的に愛好者を増やした法輪功を、無神論を標榜する共産党の敵とみなし、突如として「カルト宗教」のレッテルを貼り、徹底的な弾圧を開始した。中国全土の都市での講演や広場で見られた煉功風景も、たちまち消滅した。
江沢民の「3か月で法輪功を壊滅させる」という厳命の下、当局は法輪功愛好者を徹底的に捜索、拘束していったが7千万人ともいわれる膨大な人数を壊滅させることはできなかった。そして2001年旧暦の大晦日(新暦1月23日)、当局は法輪功愛好者が焼身自殺をしたというヤラセの事件を捏造し、中国国内メディアで大々的に報道し「法輪功が邪教である」というレッテルを貼り、共産党政府の法輪功弾圧を正当化した。
法輪功愛好者への死者が出るほどの徹底的な厳しい弾圧の中、法輪功の無実、信仰の自由を訴え、信念を貫く者も少なくなかった。「長春」は、真を貫く人々の行動を通して「人権と自由」を問い直している。
監督のジェイソン・ロフタス氏は、米放送界のピューリッツァー賞に匹敵するピーボディー賞受賞の著名な映画制作者だ。また映画の案内役である漫画家の大雄(ダーション)氏は『スター・ウォーズ コミック』や『ジャスティス・リーグ』のイラストを手掛けており、作品のクオリティーの高さには多くの驚きの声が上がっている
アカデミー賞ではカナダ代表として、国際映画、ドキュメンタリー、アニメーションの三部門すべてで推薦された唯一の映画だ。
「長春」を鑑賞した人々は映像から震撼させられた思いを語っている。
共産党に対して、少しでも問題があればすぐに捕まってしまう現実を間近に感じてきたという日本人の女性は、この真実を「もっとたくさんの人に知ってほしい」と強く感じたと述べている。
また「自身の体験と重なって胸が張り裂ける思いだった」といった声も寄せられている。
「長春」は、これまでにないほどの数の中国人が訪日するなか、日本人が知るべき中国の一つの真実を示している貴重なドキュメンタリー作品だといえるだろう。
◆『長春』日本語公式サイトでチケット購入できます。
https://jp.eternalspringfilm.com/
全国上映スケジュール
(上映時間・詳細は会場によって異なります)
12月8日(月)埼玉県 さいたま市産業文化センター
開催時間:19:00~21:00(18:30開場)
備考:大雄トーク会あり
12月10日(水)福岡市 KBCシネマ1・2
開催時間:18:20~20:50(18:00開場)
備考:トーク会・画集販売あり
12月12日(金)広島県 東広島市アザレアホール 2F研修室2
開催時間:19:00~21:30(18:30開場)
備考:トーク会あり(画集は事前販売)
12月13日(土)広島市 広島県立美術館 地下1階講堂
開催時間:14:00~16:30(13:30開場)
備考:トーク会あり(画集は事前販売)
12月14日(日)島根県 松江テルサドームシアター
開催時間:13:15~15:45(12:45開場)
備考:トーク会・画集販売あり
12月14日(日)東京都吉祥寺 武蔵野公会堂
開催時間:14:30~16:00(14:00開場)
12月14日(日)東京都 江東区 深川江戸資料館
開催時間:19:00~21:30(18:30開場)
◆『長春』日本語公式サイトでチケット購入できます。
https://jp.eternalspringfilm.com/
福岡・島根では当日限定で大雄の画集(1冊5千円)が販売され、サイン会も予定。広島では事前販売で購入できる。