2025年9月18日、中国共産党(中共)の国防部長・董軍は、北京国際会議センターで開かれた香山フォーラム開幕式で演説を行った後、国旗の前を通過した。(GREG BAKER/AFP=Getty Images)

中共国防相・董軍に解任情報 軍粛清と汚職疑惑で内部告発相次ぐ

中国共産党(中共)軍内の大規模粛清が続くなか、国防相・董軍(とう ぐん)の解任情報と汚職疑惑に関する内部告発が過去2週間で相次いでいる。軍紀委による取り調べ開始や軍籍剥奪との報道、さらに苗華人脈に連なる海軍高官の連鎖失脚が重なり、習近平政権下の中国軍中枢の不安定さが一層鮮明になりつつある。

時事評論家の蔡慎坤氏は12月25日、暴露情報を発信し、「董軍はすでに国防部長を解任されたが、大将としての待遇は引き続き維持されている」と述べた。今後、彼がさらに調査を受けるかどうかは不明であり、最終的には大将の肩書きすら剥奪される可能性もあるという。

蔡慎坤氏によれば、現在の軍高官に対する処理方針として、政治的に重大な問題がない場合は、だいたい「一部の資金を返納させ、階級を引き下げる」にとどまることが多いという。たとえば、大将は師団クラスへ、少将は連隊または小隊レベルに降格される。このような「非公開処理」は非常に多く、公式発表がなされないケースも少なくないと述べている。

▶ 続きを読む
関連記事
中国で35歳以下の失踪者が11日間で136人に達した。最年少は8歳。なぜ若者や子どもばかりが消えるのか。説明なき現実が、臓器狩りへの疑念を再び強めている。
今年の中国旧正月、市場は閑散。収入安定層さえ財布の紐を固く締め、買い控えが鮮明に。お金があってもなくても消費せず、経済不安が庶民を直撃。北京や地方で同様の冷え込み
海外華僑が帰国、上海・南寧・済南で閑散とした街並みに驚愕。昼間の人影なし、商業施設空洞化。物価は五つ星ホテル食が1400円、大気汚染深刻化。過度競争のデフレが原因か
旧正月前に建設業中心に未払い賃金抗議が拡大した。クレーン登頂や自殺未遂、殺人事件も。背景に不動産不況と財政悪化
七つの太陽と光の輪。2026年は中国で「赤馬紅羊」と恐れられる動乱の年である。