最近、香港政府は外貨準備基金から1500億香港ドルをインフラ整備事業に充てると発表した。一部のアナリストは、これは香港の財政が枯渇し、外貨準備の活用を余儀なくされていること、習近平がインフラ整備事業を利用して香港の資源を枯渇させていることを示していると指摘している (Photo by Dale DE LA REY / AFP) / TO GO WITH Hong Kong-China-urban-planning-construction

習近平が香港を空洞化  香港政府が42年ぶりに外貨を使用

最近、香港政府は1500億香港ドル(約2兆9922億円)の外為基金をインフラ事業に充てると発表した。これについて一部分析は、香港財政に余力がなく外為基金という外貨準備の取り崩しに踏み切ったことを示しており、中国共産党トップの習近平がインフラ事業を通じて香港を「空洞化」させているとの見方があると指摘した。

香港財政司司長(財務長官に相当)の陳茂波は25日「2026/27年度財政予算案」を公表し、外為基金から1500億香港ドルを北部都会区およびその他のインフラ事業の支援に振り向けると明らかにした。香港政府が外為基金を動用するのは42年ぶりとなる。

さらに香港政府は、北部都会区のインフラ整備やその他公共事業の加速を目的として、グリーン債券とインフラ債券の両計画の借入上限を合計9千億香港ドル(約17兆9532億円)に引き上げる方針も示した。

▶ 続きを読む
関連記事
TSMCの2ナノ製造プロセスに関する機密情報が不正に持ち出された事件で、台湾裁判所は4月27日、元技術者ら4人に有罪判決を言い渡した。元技術者には懲役10年が言い渡され、東京エレクトロンの台湾法人にも罰金1億5千万台湾ドルが科された
台湾のシンポジウムで専門家らは、イラン情勢はウクライナより広範な地政学的影響を持つと指摘。米国の戦略重心は中東からインド太平洋へ移行しつつあり、台湾には非対称戦略とエネルギー強靭性の強化が不可欠だと強調した
台湾の頼清徳総統は22日にアフリカのエスワティニを訪問する予定だったが、出発前に日程の取り消しを発表した。航路が通過する他の3か国が、中国共産党(中共)の圧力を受けて飛行許可を撤回したためだ。
台湾の頼清徳総統が4月22日から予定していたアフリカ南部エスワティニへの公式訪問が、中国共産党(中共)からの圧力を受けた経由国による飛行許可の取り消しを受け、急きょ見合わせとなった。頼総統は、外部からの妨害によって台湾の姿勢が変わることはないと反発している
香港政府が、香港紙「アップルデイリー」創業者の黎智英氏を巡り、国家安全犯罪に関連するとする資産の没収を高等裁判所に申請していたことが明らかになった。対象額は少なくとも1億2700万香港ドル(約24億4千万円)で、7月8日に審理が行われる見通しだ