張又侠の突然の失脚により、中華人民共和国建国以来粛清された中央軍事委員会副主席の数は8人に増加した。(写真:資料写真。両会に出席する中共軍代表者たち。(Fred Dufour/AFP via Getty Images)

米シンクタンク分析 中共軍101人粛清で指揮系統崩壊 習近平の忠誠狩り実態

2022年以降、中国共産党(中共)軍の高層部はかつてないほどの混乱に陥っている。米シンクタンクの戦略・国際問題研究所(CSIS)傘下の「チャイナ・パワー・プロジェクト(China Power Project)」は、習近平による前例のない大規模粛清が少なくとも101人の高級将校に及んでいると指摘した。この粛清の波は中央軍事委員会(中央軍委)にとどまらず、五大戦区や各軍種にも及び、軍の権力構造と戦備体制に深刻な影響を与えている。

同シンクタンクが2月下旬に発表した最新報告によると、中共軍内部での粛清は外部の想像を超えるほど深刻であるという。「CSIS中共軍部粛清データベース」の統計によれば、2022~26年初めまでに中共当局が正式に失脚を認めた上将および中将は36人に達し、さらに重要会議や公式行事への長期欠席などを理由に粛清された可能性が高いと判断した者が65人に上る。計101人となり、これは中共軍の指導的ポストの約52%に相当する。このうち11人は退役後に責任を追及された。

今年1月には、中央軍事委員会副主席の張又侠と連合参謀部参謀長の劉振立が失脚し、軍委主席の習近平を除けば、中央軍事委員会には昨年新たに補充された張升民ただ一人が残るのみとなった。これは、中共軍における大規模粛清の動きが頂点に達したことを示している。

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