2026年2月28日、米国とイスラエルがイランに空爆を仕掛けるなか、首都テヘランで爆発が発生し、現場には濃い黒煙が立ち上った。(Atta Kenare/AFP)

中国共産党が世論戦で「イランへの一方的な支持」 ネット上で冷笑

2月28日、米国とイスラエルがイランを攻撃した。中国共産党(中共)は、党メディアを通じてイラン側の主張を転載するだけでなく、SNSを統制して「イランがいかに強力に米国に反撃しているか」を宣伝している。しかし、コメント欄は開放しておらず、ネットユーザーからは「一文字たりとも信じられない」「兎死狐悲(仲間の不幸を他人事ではないと悲しむこと)」との批判が相次いでいる。

中国中央テレビ(CCTV)による関連報道の見出しは以下の通りである。「イランメディア、無人機が米軍基地を直撃する映像を公開」「イランが極超音速ミサイル『ファッターフ』を発射」「イランは中東最大の弾道ミサイル在庫を保有」「イランが戦果を発表」「イランの小学校が襲撃され51人死亡、60人負傷」。

イラン側の情報を転載するだけでなく、CCTVはいわゆる「軍事専門家」を招いて戦況を解説させ、「イランのミサイルの雨が(米軍に向けて)移動中である」などと報じている。

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