赤唐辛子やチリソースは食欲を刺激するが、過剰摂取は消化管を繰り返し刺激し、腸への負担を増大させる可能性がある。(Shutterstock)

辛い物のとりすぎは要注意 中医学で考える腸と女性の不調

辛いものの過剰摂取は腸への負担を増やし、腸の機能低下を招く可能性があります。中医師によると、強い辛味の食事は腸のぜん動運動に影響を与えるだけでなく、腸の老化を早めることにもつながり、結果として女性の内分泌系にも影響し、閉経のリスクを高める可能性があるとされています。食習慣を見直し、辛いものの摂取を控えることは、腸の健康維持に役立つと考えられます。

祖伝中医学を受け継ぐ楊医師(Garry Yang)は、長年の臨床経験から、過度な辛味の刺激は腸の老化を早め、腸の機能を弱める可能性があり、その影響は消化器系だけにとどまらないことが多いと指摘しています。

 

「辛いものは健康に良い」という意見と、「中医では患者に辛いものを控えるよう勧めることが多い」という見方がありますが、楊医師は次のように述べています。「中医学の観点から言えば、辛味は確かに食欲や消化機能を刺激しますが、どんなものにも良い面と悪い面があります」

▶ 続きを読む
関連記事
恐怖は心だけでなく、体にも影響を残すことがあります。頻尿、不眠、動悸と腎の関係を中医学の視点で解説します
食事抜き、睡眠不足、トイレの我慢。忙しい人が見逃しがちな過労のサインと、体を守るセルフケアを紹介します
近年は現代医学でも、腸内環境と皮膚の健康をつなぐ「腸皮膚軸」に注目が集まっています。シミを表面だけでなく、内側から見直す視点を紹介します
白露の頃は、冷たい食事だけで済ませないことが大切。おにぎり、味噌汁、オクラ小鉢で整えるコンビニ養生です
「病は口より入る」という言葉から、食と身体の向き合い方、そして他者への敬意や生き方の知恵を紐解くエッセイ。脾胃(ひい)をいたわる食のあり方を通じて、欲望と節制のバランスや真の豊かさを見つめ直します