2026年3月22日、ホルムズ海峡付近のアラブ首長国連邦ラスアルハイマ北部の湾岸を航行する貨物船 (Photo by Getty Images/Getty Images)

イラン 長期的な展望

イラン戦争の先行きについては、今や政治的な思惑が絡み合い、アメリカ左派による偏った見方が強まっている。そのため、国民は真実が見えにくくなって疲れ果て、ただ事態の終結を願うばかりとなっている。しかし実のところ、状況は極めて流動的であり、正確な予測は不可能だ。それでも、最終的な結果がアメリカにとって非常に有利なものになり、戦前の現状(ステイタス・クオ)よりもはるかに良いものになると信じるに足る理由は十分にある。

トランプ大統領が、米国はまず封鎖を行い、その後に海峡を再開して通航を管理するという最新の発表を行うまで、海峡を通過する船はわずかであった。そのほとんどがイラン寄りか、米国に敵対的、あるいは中立的な船舶であった。

その結果、海峡の混乱ぶりは、イラン・イラク戦争時の「タンカー戦争」や、2018年から2019年にかけての執拗な船舶妨害時をも上回る、かつてないほど深刻な事態に陥った。では、現状はどうなっているのか。

▶ 続きを読む
関連記事
走り続ける日常を少し止め、自分にとっての「十分」を見つめ直してみませんか?「知足・断捨離・旬」という3つの視点から、衝動に惑わされず、一人の人間として日々の暮らしを丁寧に愛おしむヒントを綴ります
世界最大の輸出国が人為的に安い通貨を維持するなか、西側諸国の経済はいつまで持ちこたえられるのだろうか
日本の脳梗塞研究が『Nature』に掲載され、脳の修復と制約のメカニズムが話題だ。一見矛盾するこの働きは、二千年以上前に『黄帝内経』が説いた「陰陽五行・生剋制化」の法則と一致する。人体の神秘に迫る
トランプ氏の発言に翻弄され、平壌へ駆けつけた習近平。その裏には、北朝鮮の核暴走が招く「日本の核武装」への強い恐怖があった。さらに原潜建造に動く韓国には沈黙せざるを得ない、中国の脆い外交実態を暴く
イーロン・マスク氏が世界初の「1兆ドル富豪」となった。この数字の裏には、より深い経済の物語が隠されている。それは、金融市場が「長期かつ高リスクの技術的賭け」に対して莫大な価値を与えているということだ