2024年11月20日、デンマークのユトランド半島沖のカテガット海峡に停泊する中国貨物船「伊鵬3」号(右)。近くではデンマーク海軍の哨戒艦が監視に当たっている。11月17日と18日にはバルト海海底の2本の通信ケーブルが切断されており、船舶追跡サイトの情報では、当時「伊鵬3」号が同海域を航行していた(Mikkel Berg Pedersen/Ritzau Scanpix/AFP via Getty Images)

中共が狙う海底通信網 深海ケーブル切断技術に世界が警戒

中国共産党(中共)当局の官製メディア「新華網」は、中共自然資源部の発表として、調査船「海洋地質2号」が4月11日、今年初の深海調査任務を終えたと報じた。任務には、「深海用水中電気油圧アクチュエーター」を使い、水深3500メートルの深海で海底ケーブルを切断する作業が含まれていた。

官製メディアは、「これほど深い海域で海底ケーブルを切断する能力を国家として公に示したのは世界で初めてだ」と強調した。潜航可能な深さは、現在の海底通信インフラの平均敷設深度のおよそ2倍に当たるとしている。

報道によると、この装置は、アメリカの制裁対象となっている中共船舶科学研究センターと、その傘下の深海有人装備国家重点実験室が開発した。

▶ 続きを読む
関連記事
中国共産党第20期中央委員会第5回全体会議を10月に開催する。張又俠、馬興瑞らを含む中央委員や中央委員候補について、最大40人規模の党籍剥奪や処分が行われる可能性が指摘されている
中国共産党が出入境管理の新規定を前倒し試行。東南アジア行きの渡航とテック・金融人材、富裕層を重点審査し、電子データ提出や出国禁止も可能に。海外資産課税強化への警戒が富裕層に広がるなか、日本のビジネス渡航者にも影響が及ぶ恐れがある
中共軍の「八一」建軍記念レセプションで、中央軍事委員会委員の出席は確認できず、事実上の格下げとの指摘が出ている。専門家は、習近平による軍内粛清と人事の機能不全が背景にあると分析
張又俠と劉振立の調査後、中共軍の重要ポストは後任不在のまま。習近平は指揮体制の再建より、規律検査による軍統制を優先しているとの見方も
中共第21回党大会を前に、高官の摘発が加速している。2026年上半期に処分された省・閣僚級以上の幹部は74人に上り、前年同期の2倍を超えた。専門家は、相次ぐ処分によって官僚の間に不満や動揺が広がっているという