米中対立において、最終的には通貨戦争と金融の切り札を避けては通れない。金融とは最後にして最大の手段である(Illustration by The Epoch Times, Shutterstock, Getty Images)

米ドル・スワップセンター設立へ 米国が湾岸諸国と連携し中共の金融命脈を封鎖

スコット・ベッセント財務長官は22日、米上院歳出委員会小委員会の予算公聴会で「連邦準備制度(Fed、連邦準備理事会)または財務省が提供する通貨スワップ制度の目的は、ドル資金市場の秩序を維持し、米国資産の無秩序な売却を防ぐことにある。このスワップ取り決めはアラブ首長国連邦(UAE)と米国双方に利益をもたらす。一部のアジアの同盟国を含む複数の国からも同様の要請が寄せられている」と述べた。

ベッセント財務長官は24日、X(旧ツイッター)への投稿で、湾岸諸国をはじめアジアの同盟国を含む多くの国々と、数年来にわたりドル通貨スワップ協定の締結について協議してきたと明らかにした。永続的な通貨スワップ協定を拡大できれば、湾岸地域およびアジアにおける新型ドル資金センター設立への重要な一歩になると述べた。

政治経済評論家・呉嘉隆氏は、新唐人テレビの番組「新聞大破解」で、「これは真の大局的な一手であり、金融面だけでなく地政学と結びついている。中共への対抗、各地域における中共の影響力、貿易・金融面での影響力への対抗が含まれている」と指摘した。呉嘉隆氏は台湾の著名なマクロ経済学者で、マクロ経済分析、金融政策、地政学経済学を専門とする。

▶ 続きを読む
関連記事
米国の初代大統領ジョージ・ワシントンから現大統領のトランプ氏に至るまで、米大統領の移動手段は大きく変化してきた。馬車から自動車、専用機、装甲車まで、240年にわたる大統領専用の乗り物の歴史を振り返る
トランプ政権は7月27日、英国、ドイツ、日本など24の同盟国とともに、安全な第6世代移動通信システム(6G)の開発加速、6G規格の策定、中共による次世代通信技術への影響力の弱体化を目的とする世界的な協力計画を始動させた
米政府は、人工知能(AI)の発展に伴うデータセンターの拡大と電力需要の急増に対応するため、22日、約32億エーカーに及ぶ連邦水域内で原子力事業を建設する計画を評価すると発表した。これは、国内のエネルギー生産を拡大し、先進的な原子力技術の配備を加速する計画の一環である。
米通商代表部(USTR)は7月23日、日本や中国、EUなど60か国・地域からの輸入品に10~12・5%の追加関税を課す最終決定を発表した。24日に失効する一律10%関税に代わる措置である。
バンス米副大統領の警護を担当するシークレットサービス職員1人が、機密情報をメディアに漏えいした疑いで調査を受けていることが判明。刑事捜査に発展する可能性もあり、ホワイトハウスは強く非難した