六四事件37年 天安門厳戒とSNS検閲強化 追悼封鎖の実態
1989年の六四事件から37年を迎えた6月4日、北京・天安門周辺では異例の厳戒態勢が敷かれた。現地では検問や監視を強化する一方、SNS上でも追悼投稿はほぼ消失し、画像転送で拘留の可能性も指摘している。市民の証言から当日の実態を追う。
北京市民によると、広場へ通じる複数の交差点は封鎖され、人民大会堂側の路地入口には警察および私服要員を配置しているという。
また、中国のSNS上のチャットグループでは、例年見られるろうそくや白い花の画像は、今年はほとんど確認していない。あるネットユーザーは、中国の国家安全当局の関係者から、「六四」に関する画像を1枚転送するだけで10日間拘留される可能性があると警告されたと証言している。
関連記事
神を選ぶか、党を選ぶか。中国では今も、多くのキリスト教徒がその二者択一を迫られている。今回も、共産党の管理下に入ることを拒む教会の礼拝に警官約60人が突入し、子供をを含む33人が連行された
中国で日本アニメ愛好者コミュニティが「犯罪組織」とされ大規模摘発。未成年含む多数が拘束され、拷問や自白強要が横行。司法の不公正と人権侵害が内部告発で明らかになった
天安門事件から37年を迎え、ルビオ米国務長官が追悼声明を発表。民主化を求めた市民への武力弾圧を振り返り、犠牲者を悼むとともに、歴史は決して消せないと強調した
元米大使の新著が、中国共産党による宗教弾圧の実態を告発。香港活動家や元NBA選手らの証言を通じ、迫害と国際社会への影響、そして信仰の自由を巡る闘いを描く