2026年6月9日、台湾・台中で行われた実弾演習で、「雷霆2000」多連装ロケットシステムがロケット弾を発射する様子(CHENG Yu-chen/AFP via Getty Images)

【写真】台湾陸軍が台中沿岸で実弾演習 中共軍の上陸作戦を想定

台湾陸軍は6月9日から、台中沿岸部で大規模な実弾演習を実施した。中国共産党(中共)軍による上陸作戦を想定し、これに対処する訓練だ。

今回の演習では、より実戦に即した訓練への移行が重視された。準備時間を短縮し、部隊を機動的に展開する内容となった。中共による軍事的圧力が強まるなか、台湾が防衛態勢と即応能力の強化を進める姿勢を示した。

複数のメディアによると、台湾陸軍第10軍団は台中市の大甲渓河口南北岸周辺の海岸で、2日間にわたる対上陸実弾演習を行った。演習範囲は台中周辺の海岸線約20キロに及び、8か所の拠点から同時に射撃を実施し、広範囲を制圧できる火力を示した。

▶ 続きを読む
関連記事
香港は前へ進んでいるのか、それとも後退しているのか。一本の動画が、その問いを投げかけた
米軍がウクライナ製の無人水上艇をインド太平洋地域で初めて試験した。黒海で実戦投入された無人艇技術を、台湾有事や中共軍への抑止力として活用する動きが進んでいる
中国共産党の「民族団結進歩促進法」施行を前に、台湾の頼清徳総統が越境弾圧への警戒と民主国家の連携強化を訴えた
台湾国防部は6月23日、中国初の電磁カタパルト搭載空母「福建」が台湾海峡を通過したと発表した。中共軍の空母による同海峡通過は4月以来だ。台湾軍は全行程を厳重に監視した
戦狼に対抗するのは「戦猫」だった。台湾の蕭美琴副総統が本紙の独占インタビューで語る対中戦略の真髄。柔軟さと鋭い爪で圧力に向き合う外交の新モデルとは