陰と陽――病気の根本原因を読み解く「自然の双子のエネルギー」
60歳のシェフが、高血圧と診断されました。医師は降圧薬を処方しましたが、血圧は下がったものの、腰痛・首のこわばり・指のしびれなどの副作用が出ました。
その後、自然療法を求めて私のところを訪ねてきました。中医学の観点から診察すると、血圧の数値だけでは見えない陰陽のエネルギーの不均衡が明らかになりました。
中医学は人間の体を小宇宙と見なします。ひとつの部分の不均衡が全身のシステムを乱します。中医学の中心にあるのは、古くから伝わる陰と陽という診断ツールです。陰と陽は互いに補い合いながら対立するエネルギーであり、宇宙、季節、健康、感情のすべてを司っています。
関連記事
痰の色や質感は体内の寒熱や水分代謝の乱れを映すサインと考えられています。白い痰、黄色い痰、粘りの強い痰などの違いと、食事で気をつけたい点を紹介します。
中医学では、心の落ち着きや意識の明るさを「神」と捉え、内なる鏡にたとえます。ストレスや生活習慣で曇った心を整えるための、睡眠、自然、瞑想、道徳的な明晰さの視点を紹介します。
中医学の五行説では、怒りや心配、不安などの感情は体内の気の流れと関わると考えられています。木・火・土・金・水の視点から、心身のバランスを整える知恵を紹介します。
中医学では、経絡を気が巡る通り道と考え、流れの滞りが不眠や不安、こわばりなどの不調につながるとされます。日常で取り入れやすいツボ押しも紹介します。
夏の高温多湿は、体温調節や自律神経の働きに影響し、不眠を招くことがあります。中医学の視点から、避けたい食事と眠りを支える食養生を紹介します。