国際決済銀行が警告 世界経済の安定を脅かす四つの懸念事項
国際決済銀行(BIS)は28日「年次経済報告(Annual Economic Report)」を発表し、現在の人工知能(AI)投資ブームにバブルリスクがあると警告した。ハイテク分野の収益が期待を下回った場合、長期的な設備投資の低迷を招き、世界の金融市場に連鎖的な打撃を与える可能性があるという。現在、AIを含め、世界経済の安定を脅かす四つの主要な懸念事項が存在するとした。
フィナンシャル・タイムズの6月28日の報道によると、スイスのバーゼルに本部を置く各国中央銀行の協力機関であるBISは、世界の5大「超大規模クラウドサービス事業者」が2025年から2026年末にかけてAI関連インフラに総額1兆ドル超を投じる見通しであることを指摘した。しかし、投資リターンが期待外れとなった場合、資金調達規模が急激に縮小し、設備投資の活況が長期的な投資低迷へと転じる恐れがあるとした。
報告書は、1830年代の運河拡張、1840年代の英国の鉄道ブーム、1990年代末のインターネットバブルを前車の轍として取り上げ、これらの歴史的事例にはいずれも共通の特徴があると指摘した。すなわち、技術的な飛躍が、商業的リターンの支えうる水準を大幅に超えた資本を引き寄せ、最終的にはいずれも投資規模の反転と景気後退で幕を閉じたというものだ。
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