6月27日、米空軍第509爆撃航空団に所属するB-2「スピリット」ステルス爆撃機が、「勇敢の盾2026」の実弾撃沈演習で、AGM-158C長距離対艦ミサイル(LRASM)1発を投下した(Credit: Air Force Tech Sgt. Thomas Barley)

米爆撃機と対艦ミサイルの統合で抑止力が大幅向上

米空軍のB-2ステルス爆撃機が長距離ステルス対艦ミサイルの統合と発射に成功し、米軍の太平洋戦域における海上打撃能力を大幅に高めた。これは、米軍の西太平洋における海上抑止力の重大な向上を示すものだ。

6月27日、西太平洋のマリアナ諸島北方海域で、米空軍のB-2「スピリット」ステルス爆撃機1機が「ヴァリアントシールド2026」合同演習の実弾「撃沈演習(SINKEX)」で、AGM-158C長距離対艦ミサイル(LRASM)1発を発射し、退役したオースティン級ドック型輸送揚陸艦「ジュノー」を標的艦として正確に命中させた。

これはB-2爆撃機が対艦作戦能力を初めて公に示したものであり、B-2の任務範囲に対する外部の一般的な認識を根本的に変えるものとなった。

▶ 続きを読む
関連記事
防衛省は10月9日、「即応宇宙輸送能力」の調査研究開始を発表した。有事などで失われた衛星機能の迅速な回復を目指し、民間からロケットの製造・打ち上げ方法の提案を募る。安全保障と宇宙産業の接点となる一方、実用化の時期や予算規模は未定だ
米軍の駐留による安全保障と、受け入れ国の住民の安全や司法権をいかに両立させるか。世界各国に米軍が駐留しているが、それぞれの国々ではどのような対応がなされているのか
日米は最近、南西諸島と九州でミサイル配備や共同訓練を相次いで強化している。米国は与那国島にNMESIS、嘉手納基地にタイフォン、HIMARSを保管する計画。日本も25式地対艦誘導弾を「キーン・ソード27」演習に投入する
トランプ政権は第1期に、台湾にF-16V戦闘機66機を売却した。最初の2機が10月2日に到着し、中華民国の頼清徳総統は、台湾を長年にわたり支持し、自衛能力の向上を支援してきた米政府に感謝を表明した。
政府は10月1日、サイバー対処能力強化法とサイバー対処能力整備法の一部を施行し、重大なサイバー攻撃を未然に防ぐ「能動的サイバー防御」の運用を開始した