米軍がイラン北部を空爆 中露連結の鉄道橋に打撃
米軍は7月8日夜、イランによる商船3隻への攻撃への報復として、90か所以上の目標に対する空爆を実施した。イランのファールス通信は9日、米軍の空爆が同国北部にある、中国およびロシアと結ぶ戦略的鉄道橋を攻撃したと報じた。
トルコ国営アナドル通信は同報道を引用し、今回の巡航ミサイル攻撃は現地時間の9日午前に発生し、ゴレスタン州に位置するオグタイ・ハーン橋を標的としたと伝えた。同橋は、中国・トルクメニスタン・イランを結ぶ鉄道回廊の要衝である。
攻撃当時、イランは首都テヘランと北東部マシュハドを結ぶ旅客鉄道の運行を停止していた。これに先立ち、同路線の一部区間がアメリカとイスラエルの共同攻撃を受けたとする地元住民の証言もある。
関連記事
米中央軍は、過去1週間にイランの石油タンカー10隻を破壊したと発表した。イランは新型ミサイルによる米軍艦艇への攻撃を主張。米側は中共やロシアの支援を警戒する。緊張激化でブレント原油は1バレル100ドルを突破
米財務省は、イランの航空会社27社やマーハーン航空を支援する仲介業者などを制裁対象に指定した。航空・物流網を通じた物資調達を阻止し、イランへの経済的圧力を強める
米国の海上封鎖と強力な経済制裁により、深刻な経済危機に直面するイラン。石油輸出の激減や通貨安が進み、ホルムズ海峡を巡る交渉力も低下する
姿を見せないイラン最高指導者モジタバ。生死不明の傀儡を擁立し、誰も異論を唱えられない異様な状況を作り出すことで自らの絶対的権力を誇示する革命防衛隊バヒディ総司令官――独裁体制が抱える暗部に迫る
ベッセント財務長官は、イラン政権を支援する国や企業に「距離を置くよう」警告した。トランプ政権は金融、航空、海運など幅広い分野で対イラン制裁を強化している