トランプ氏が国連で表明「イランが直面するのは合意か壊滅のいずれか」

2026/09/23 更新: 2026/09/23

トランプ大統領は国連に対し、中間選挙後にイランとの合意成立を見込んでいると語る一方、同国が壊滅に直面する可能性もあると警告した。

トランプ大統領は9月22日の国連総会演説で、イランとの紛争に関して検討している重大な決断を明らかにした。

演説の中でトランプ氏は、イランによる核兵器保有を容認することはできないという政権の立場を改めて強調し、米軍がイランの海軍、ミサイル能力、核開発をいかに標的としてきたかを説明した。

「だが今、私には下すべき大きな決断がある。イランと合意を結び、同国が再建を進め、過去よりもはるかに偉大な、中東はおろか世界でも屈指の国家を築くことを認めるのか」と、トランプ氏は9月22日に述べた。

「それとも、イスラム共和国を迅速に壊滅させ、他国民や他国を再び殺戮・破壊する機会を二度と与えないようにするのか。生存の余地も、将来の偉大さや次世代への希望も一切与えず、彼らを地獄へ追いやるべきなのか」

国連のイラン代表団が演説を見守る中、大統領は自身が検討しているこれら2つの選択肢を詳述した。

トランプ氏は総会に対し、来たる中間選挙の直後に米国とイランが合意に至ると確信していると伝えた。

大統領は、テヘラン(イラン当局)が現政権との合意締結に先立ち、選挙結果を見極めようとしていることを示唆した。

しかしトランプ氏は、自身の政権による対イラン交渉の取り組みにおいて、中間選挙への配慮を一蹴した。

「イラン問題に関して言えば、私は選挙を一切意に介しておらず、今後も配慮するつもりはない。私の念頭にすら浮かんでいない」とトランプ氏は述べた。

「念頭にある唯一のことは、イランには決して核兵器を持たせないということだけだ」

イランの脅威を強調した後、トランプ氏は、同政権が商船への攻撃を停止し、テロ組織への支援を断ち、核開発の野心を放棄するまで、テヘランに対する「完全な経済的孤立」を実施するよう、すべての国に米国への同調を促した。

「テロリスト政権が不埒な振る舞いに及んでいるのは、彼らが強力で自信に満ちているからではなく、弱体化して自暴自棄になっているからだ」とトランプ氏は述べた。

「我々が結束すれば、過去51年間に及んだイランのテロの脅威から解放された世界を間もなく目にすることになり、原油価格は紛争開始時よりもさらに大幅に急落するだろう」

9月22日の演説でイランに言及する前、トランプ氏は、アメリカが何十年も続いてきた課題を解決するために、多くの国連加盟国と協力していると述べた。

続けて同氏は、時の経過とともに脅威が増大することを許されてしまった最たる例が、世界を主導するテロ支援国家であるイランだと指摘した。

「51年間にわたり、狂信的なイラン政権は流血と大量殺戮によって支配し、中東全域およびそれ以外の地域に死と惨劇と混沌を撒き散らしてきた」とトランプ氏は語った。「彼らは中東のいじめっ子だったが、もはやいじめっ子ではいられない」

トランプ氏は総会に対し、2025年1月の就任直後からイランとの交渉を開始したと明かした。核開発計画の終了とテロ支援の停止と引き換えに全面的な経済協力を申し出たが、政権側は拒否したという。

イランの拒否を受け、トランプ氏は米軍が「オペレーション・ミッドナイト・ハンマー(真夜中のハンマー作戦)」で同政権の核開発計画を壊滅させたと述べた。2025年6月22日に実施された米軍の作戦は、イランのフォルドゥ、ナタンズ、エスファハーンの核施設を標的とした。

トランプ氏によると、作戦後もイランはアメリカとの合意を拒否し続け、ミサイルやドローンの備蓄を進めたという。

その後、イランに「合意のためのあらゆる機会」が与えられた末に、米軍は2月28日に「オペレーション・エピック・フューリー(壮大な怒り作戦)」を発動したとトランプ氏は述べた。

演説中、トランプ氏は作戦の成果を誇示し、米軍がイランの海軍、空軍、レーダー、対空装備を破壊したと語った。さらに、イランのミサイルおよびドローンの製造能力はほぼ消失したと付け加えた。

「唯一残っているのは、彼らの国を破滅させつつあり、今や300パーセントをはるかに超えているインフレだけだ」とトランプ氏は述べた。

トランプ氏はまた、商船に対するイランの度重なる攻撃を非難する決議を採択した国連安全保障理事会に対し、9月22日に謝意を表明した。

米軍は、イランが7月初旬にホルムズ海峡で複数の商船攻撃を行ったことを受け、イランの港湾に対する封鎖を再開した。9月21日時点で、7月14日の封鎖再開以降、米軍は110隻の商船の進路を変更させている。

トランプ氏は、米海軍がホルムズ海峡を通過して石油を輸送する商船の護衛も継続しており、現在、海峡を通過する石油の量は2月の紛争開始以降のどの時点よりも多くなっていると述べた。

ティモシー・フラッド(Timothy Frudd)は、エポックタイムズの記者です。
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