(大紀元、Shutterstock)

食欲を整えるホルモンを食事で支える タンパク質と食物繊維の働き

オリビアさんは30代後半で過体重、多嚢胞性卵巣症候群、過敏性腸症候群を抱えており、GLP-1薬の処方を受けていましたが、続けたいとは思っていませんでした。食事中心のアプローチ(食物繊維とタンパク質を増やし、規則正しい食事を取ること)に切り替えて6カ月後、体重は維持でき、薬の使用時にあった吐き気や便秘も改善しました。注射は必要なくなりました。医師は感心しましたが、臨床栄養士である私はまったく驚きませんでした。

実際、彼女のような事例は、栄養の専門家が長年知っていたことを示しています。GLP-1薬が模倣するホルモンは、体がすでに作り方を知っているものです。問題は、正しい食事パターンを継続的に実践することで十分な量を刺激し、食欲を効果的にコントロールできるかどうか、そしてそれが薬の現実的な代替策や補助策になり得るかどうかです。

GLP-1は、主に回腸と結腸にある特殊な細胞(L細胞)から、食事の摂取に応じて放出されるホルモンです。消化を遅らせ、血糖を調整し、脳に満腹シグナルを送る役割を果たします。オゼンピックやウェゴビーなどの薬は、このGLP-1を模倣することで働きます。

▶ 続きを読む
関連記事
キュウリは、ただ水分が多いだけの野菜ではありません。皮ごと食べるメリット、栄養の吸収を高める組み合わせ、保存法、簡単レシピまで、上手な取り入れ方をまとめました。
冷蔵庫にある身近な食品の中にも、食中毒のリスクが高いものがあります。食品安全の専門家が「自分なら避ける」と挙げた9つの食品とは? 意外な理由と、安全に食べるために知っておきたいポイントを紹介します。
便秘対策の定番として親しまれてきたプルーン。実は腸内環境だけでなく、骨や心臓の健康にも役立つ可能性があります。効果を引き出す食べ方や適量、意外な料理への活用法まで、専門家が詳しく解説します。
コーヒーは体に良いのか、悪いのか。アメリカ心臓協会は、成人のカフェイン摂取量と心臓への影響について新たな見解を示しました。
カフェインは集中力を支える一方、深く回復的な睡眠を妨げる可能性があります。摂取する時間や量、年齢や遺伝によって影響は異なります。