2026年8月7日、台湾・桃園国際空港。敵による空挺奇襲を想定した演習で、台湾軍の雲豹装甲車が駐機場を走行した。今年、台湾で実施される最大規模の軍事演習は8月5日に始まり、中国共産党による侵攻の可能性に備えるよう、国民の防衛意識を高めることを目的としている。(Cheng Yu-chen/AFP via Getty Images)

台湾・漢光42号軍事演習 分散指揮 通信制限 予備役動員で検証した社会全体の防衛体制

台湾で最大規模の年次軍事防衛演習「漢光42号」の実動演習が8月5日から14日まで実施された。分散型指揮や予備役動員、通信回線の制限、重要インフラ防護、海上封鎖への対抗訓練などを通じ、中国共産党による侵攻やグレーゾーン圧力を想定した台湾の総合防衛態勢を検証した。

「漢光42号」の実動演習が、8月5日から14日までの10日間9夜にわたり実施された。台湾本島では実際の部隊を投入する一方、実弾射撃は行わず、離島では一部で実弾も使用する形式を採った。

今回の演習では、分散型指揮の強化、米軍の「リバース・ブリーフィング」制度の導入に加え、携帯電話回線の通信速度を意図的に低下させる初の試験も行われた。軍、政府、企業、民間が連携し、戦時の危機に対処する能力を検証する狙いがある。

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