中国の農村部にある中小銀行が2025年に670行減少した(Johannes Eisele/AFP)

中国の中小銀行が1年で670行減少 景気低迷で再編加速

2025年、中国の農村部にある中小銀行は670行減少し、減少率は18.6%に達した。業界関係者は、近年の景気低迷で金融リスクが一気に表面化し、監督当局が中小銀行の合併・再編を進めていると指摘している。

中国共産党(中共)国家金融監督管理総局が公表した最新データによると、農村部の中小銀行は2024年末の3603行から2025年末には2933行に減少した。1年間で670行減り、減少率は18.6%となった。

さらに、貴州省では農村部の中小金融機関27社の解散を承認した。澎湃新聞が8月18日に報じたところによると、六盤水市、黔西南プイ族ミャオ族自治州、畢節市の3地域にある計27社の解散を承認した。債権・債務はそれぞれ、貴州六盤水農村商業銀行、貴州黔西南農村商業銀行、畢節農村商業銀行が引き継ぐ。

▶ 続きを読む
関連記事
中国の8月CPIは前年同月比0.8%、PPIは3.8%上昇した。背景には原油や非鉄金属の価格上昇があり、内需は依然低迷。不動産不況に加え、郎咸平氏が指摘した「賃金総額はGDPの8%」という所得分配の問題もみる
中共人民銀行が8月に20トン超の金を購入し、22か月連続で金準備を拡大した。香港では金保管能力を2千トン超へ拡大する計画も進む。背景に脱ドルや経済制裁への備えがあるとの分析が出ている
中共は9月1日、32年間続いた外国人への配当所得の免税措置を廃止した。外資系企業から受け取る配当には20%の個人所得税が課される。経過措置はなく、発表当日に施行
中国の自動車各社で2026年上半期の減益・赤字が相次いだ。BYDは純利益が前年同期比20.5%減。値下げ競争と需要鈍化で収益が悪化し、主要5社の損失は計約2810億円に上った
中国の航空大手6社が上半期に計123億4000万元の純損失を計上した。燃料価格の高騰に加え、旅客需要や航空券価格も低迷。夏の繁忙期には2022年以来初の旅客数減少が予測されている