日米共同訓練(US Navy)

中共海警船が台湾周辺で活動拡大 日米が第1列島線の防衛強化

2026年秋、西太平洋地域で軍事的な緊張が続いている。日本列島から台湾を経てフィリピンへと連なる第1列島線は、民主主義陣営と権威主義勢力がせめぎ合う最前線となっている。

台湾は、中国共産党(中共)軍が西太平洋へ進出する上で戦略的に重要な位置にある。中共が海軍の遠洋作戦能力を強化するなか、台湾への圧力も従来の軍用機や軍艦による常態的な活動から、海警船や調査船、海上民兵を組み合わせた「グレーゾーン戦術」へと拡大している。管轄権があるかのような既成事実を積み重ね、将来の海上封鎖を想定した訓練を進める狙いがあるとみられる。

これに対し、米国、日本、フィリピンなどインド太平洋地域の同盟国は、軍事的な連携を強めている。日米両国は現在、ほかの同盟・友好国7か国とともに、過去最大規模の共同演習「キーン・ソード27」を実施している。

▶ 続きを読む
関連記事
最新の統計によると、2025年の台湾の薬物事件は容疑者4万7千人、押収量1万3千kgを超え、近年で最多となった。薬物の前駆原料の92%が中国から流入しており、中国は台湾の薬物供給網の最大の供給源となっている
米太平洋陸軍のロナルド・クラーク司令官は10月27日、中国が2027年までに台湾への武力侵攻に踏み切る可能性があるとされる「デービッドソン・ウィンドウ」について、「依然として有効だ」と述べた
中国のライブ配信を黙らせる「魔法の言葉」がある。台湾の駅で、日本のYOASOBIの曲を弾く高校生を、中国国歌で妨害した男性。ところが、高校生のたった一言に突然大慌て。その言葉とは?
米軍が2026年の部隊配置を見直し、インド太平洋地域で中共軍への対抗を強化。第1列島線を重視し、日本・フィリピンとの連携や長距離ミサイルの配備を進めている。台湾有事を見据えた米軍の戦略とは