(maple's photographs/Getty Images)

炎症を鎮め、腸漏れを支えるジンジャー味噌スープ

やさしい口当たりのジンジャー味噌スープは、コクのある鶏ガラスープ(骨から煮出したもの)に、新鮮な生姜と、麺に見立てたやわらかいかき玉を合わせ、温かくて消化のよい一品に仕上げます。材料はどれも、炎症を鎮めながら、腸のバリアをやさしく支えるように選んでいます。

味噌汁は、昔から日々の食卓に欠かせない料理ですが、私は長年、避けてきました。大豆とは相性が悪く、味噌のほとんどは大豆から作られているからです。そんなとき、同じように豊かな発酵の風味がありながら、大豆を使っていないひよこ豆味噌を見つけました。たちまち、味噌汁が食卓に戻ってきました。そして、炎症を鎮め、リーキーガット(腸漏れ)を支えることを目的にした味噌汁を作り始めました。

膨満感、食べ物への過敏反応、ブレインフォグ(頭がぼんやりする状態)、関節痛、自己免疫疾患の症状の再燃などに悩んでいる場合、腸の粘膜が本来の強さを保てていない可能性があります。

ストレス、薬、腸内細菌のバランスの乱れ、感染症、過剰なアルコール摂取、そして加工食品中心の食生活は、腸のバリアを傷つけたり、透過性(漏れやすさ)を高めたりする要因になります。医学研究では、これを腸透過性の亢進、または腸バリア機能障害と呼びます。

腸の内壁が損なわれると、本来は消化管内にとどまっているはずの、消化しきれていない食べ物や細菌などが血流に入り込むことがあり、免疫反応を引き起こして炎症を促します。やがてこの炎症が腸の内壁をさらに弱め、断ち切るのが難しい悪循環を生み出します。

ジンジャー味噌スープを1杯飲んだからといって、一晩ですべてが解決するわけではありませんが、腸の内壁を支え、炎症を鎮める栄養素を補えます。

 

このジンジャー味噌スープが効果的な理由

このレシピのすべての食材は、腸の回復を支えることを目的に選んでいます。

鶏ガラスープ:ミネラルと、グルタミンを含むアミノ酸を含み、腸の内壁がバリアを維持・修復するのに使われます。良質な鶏ガラスープは、骨からこれらの成分とコラーゲンが十分に出るまで長時間煮込んだものです。コラーゲンは冷めるとゼラチンになり、スープがわずかにゼリー状に固まります。

コラーゲンペプチド(お好みで):風味を変えずにスープに溶け、コラーゲンとアミノ酸をさらに上乗せできます。

味噌:腸内のバランスを支え、腸のバリアを強くするのに役立つ有益な微生物を含む発酵食品です。

生姜:炎症を抑え、消化を助け、腸の内壁を落ち着かせる天然成分を含みます。

かき玉:溶き卵を熱いスープに流し入れて作る、麺のように細く、絹のようになめらかな卵で、グルテンを含みません。グルテンは、腸の透過性や炎症を高める可能性があります。卵には、腸の細胞の構造と機能を健全に作り、保つのを助けるコリンが含まれています。

にんじん:抗酸化物質とβカロテンが豊富で、免疫反応を調整し、腸の炎症を抑えるのに役立ちます。

 

野菜とかき玉入りジンジャー味噌スープ

香り高いジンジャー味噌スープは、コクのある鶏ガラスープ、やわらかな野菜、絹のようになめらかなかき玉を重ね合わせ、体も心も癒やされる一杯に仕上がります。

(写真提供:テリ・ワード/エポックタイムズ)

準備・調理時間:30分

分量:4人分

材料

  • アボカドオイルまたはオリーブオイル 大さじ1と1/2
  • にんじん 小3本(厚さ約6mmに切る)
  • フェンネル(球根部分、茎、葉) 粗く刻んで1カップ
  • 赤いミニパプリカ 2個(細切り)
  • 生姜(みじん切り) 大さじ1
  • にんにく(みじん切り) 大さじ1
  • 鶏ガラスープ(骨から煮出したもの) 約950mL
  • ズッキーニ(半月切り) 小1本
  • ベビーほうれん草 2カップ
  • コラーゲンペプチド 大さじ2(お好みで)
  • 味噌 大さじ2
  • 卵 2個(溶きほぐす)
  • パクチーまたは青ねぎ 1/3カップ(刻む)
(写真提供:テリ・ワード/エポックタイムズ)

作り方

  1. 大きめの鍋に油を入れ、中火で、熱くなるが煙は出ない程度に温めます。にんじん、フェンネル、ミニパプリカ、生姜、にんにくを加え、2~3分炒めて、やわらかくなり、軽く焼き色がつくまで加熱します。

     
  2. 鶏ガラスープを加えて沸騰させ、火を弱めて10分ほど煮ます。野菜がやわらかくなる一方で、煮崩れない程度にします。

     
  3. ズッキーニを加え、2~3分加熱して、ほどよく歯ごたえが残る状態にします。

     
  4. スープを約1カップ分すくって、小さめのボウルに取り分けておきます。鍋にほうれん草とコラーゲンペプチド(使う場合)を加え、完全にしんなりするまで1~2分加熱します。その後、鍋を火から外します。

     
  5. 取り分けておいたスープに味噌を加え、完全に溶けるまで混ぜてから、鍋に戻して混ぜます。こうすることで、味噌に含まれる有益な微生物を守れます。

     
  6. スープをやさしくかき混ぜながら、溶き卵を細くゆっくりと流し入れ、麺のように細いかき玉に仕上げます。

     
  7. すぐに器に盛り、パクチーまたは青ねぎを散らします。

(翻訳編集 井田千景)

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