便利さより安心を選ぶ
あえて子どもにスマホを持たせない 海外で広がる親の選択
子どもにスマホをいつから持たせるべきか。ネット依存やSNSいじめなど、心配の種は尽きない。そんななか、米国やカナダでは、あえて昔ながらの固定電話を使わせる家庭が現れている。
米国の小学5年生の少女は、何か月もスマホをねだった末、クリスマスに電話をプレゼントされた。しかし、もらったのはスマホではなく固定電話だった。
母親は、自分ですらSNSで不安を感じるのに、子どもには刺激が強すぎると考えた。親戚の14歳の少年がネットいじめを受け続け、自ら命を絶ったことも判断に影響した。
米メーン州では、9歳の娘に固定電話を用意した母親に続き、約20家庭が同じ選択をした。
また、別の学校では、保護者と支援団体が協力し、画面がなく、ボタンと受話器が付いた昔ながらのデザインの電話195台を配った。インターネットには接続できず、通話だけができる仕組みだ。
これなら、子どもたちはSNSや動画に夢中になることなく、友達と話したり、遊ぶ約束をしたりできる。
もちろん、ずっとスマホを禁止するわけではない。成長に合わせてスマートウォッチや機能を制限したスマホへと、段階的に移行する方法もある。
便利だからといって、早く与えることが子どものためとは限らない。
スマホが当たり前の時代に、あえて固定電話を選ぶ。子どもを守るための一つの工夫として、注目されている。
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