法王、欧州共産党の崩壊に貢献
「大紀元4月3日」[フリーダムタイムズ 陳宜君翻訳・編集/AP通信ベルリン1日報道]カトリック教の教皇であるヨハネ・バウロ2世が神父になった1946年、東ヨーロッパは「鉄のカーテン」によって一つのブロックに押し込められた。ヨハネ・バウロ2世は法王の立場から人々を励まし、その上共産主義の体制に対する鋭い分析によって、ヨーロッパの共産党政権の崩壊を促した。
ヨハネ・バウロ2世は1979年、つまり法王に選出された翌年、カトリック教の最高指導者として母国のポーランドを訪問した。ワルシャワでミサを捧げられた際、彼の発言は母国ポーランドをはじめ東欧諸国の変革にも影響を与えた。
1989年から1990年まで、自主管理労組「連帯」を組織し、ポーランドの共産政権を覆したため、ノーベル平和賞を受賞したワレサはポーランドの訪問を振り返った際、「法王の努力は誰もが知っています。共産主義の崩壊に法王は大いに寄与した」と述べた。また、ポーランド訪問の際の法王の発言を受け、一年後自主管理労組「連帯」は一千万人を動員し、ストライキを展開した。これまで、ワレサとその仲間たちは民衆の動員を試みたが、大きな手ごたえを得られなかった。ワレサは法王が「神からの賜り物である」と称えた。共産主義の崩壊は必然的なことであるが、法王がいらっしゃらなければ、そのスピードはこれほど速いものではなかった。しかも、流血事件も避けられなかっただろう。
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