不良債権比率の下落に反してリスクは増大 国有銀行改革は困難を極める

【大紀元3月18日】(大紀元記者 謝倫 総合報道)山積する不良債権、自己資本比率の低下に直面し、中国国有銀行は上場を通じて資金を吸い上げ、困難から脱却する計画をたてている。国内A株市場が疲弊していることから、国有銀行は先を争うように海外資本市場への上場に狙いを定めている。

上場する銀行は不良債権比率10%を上回ってはならず、自己資本資本比率8%を下回ってはならないという国際ルールに鑑み、国有銀行は近年、あらゆる手立てで、不良債権を短期間の内に(見かけ上)大幅に下げた。国有銀行の日益に綺麗になる財務諸表を見て、銀行のこうした不良債権の処理の手法は、銀行の質を実質的に全く高めないばかりか、将来のリスクをますます増大させ、金融危機を引き起こすのではないかと憂うる専門家もいる。

不良債権の驚異的な下落速度

▶ 続きを読む
関連記事
世界最大の輸出国が人為的に安い通貨を維持するなか、西側諸国の経済はいつまで持ちこたえられるのだろうか
中国の5月小売売上高にあたる社会消費財小売総額は前年同月比0.6%減となった。自動車や家電、建材の落ち込みが目立ち、都市部の消費低迷も鮮明に
中国の若者失業率「40%超」、投資・輸出・内需が同時崩壊している。元中共当局者が入手した習近平への極秘報告書が暴露する経済の末期症状
専門家は、中共当局の各種の「隠れ債務」を加えれば実際の規模は300兆元に迫っている可能性があり、政府債務は中国経済の時限爆弾だと指摘
中共国家統計局が発表した5月の経済統計で、社会消費品小売総額(個人や社会団体が生活のために購入した実物商品+飲食サービスの合計)が3年ぶりに減少した。内需低迷や自動車販売の落ち込みを受け、中国経済の減速懸念が強まっている