中共の制裁リスト入り 日本企業の「一文字」投稿が話題

2026/02/25 更新: 2026/02/25

日中間の緊張が続く中、中国共産党(中共)商務部は24日「日本の軍事力強化に関与した疑い」があるとして日本企業・機関20社を輸出管理リストに追加した。このうち制裁対象となった企業の一社が、SNS上で一文字だけの投稿で反応し、関心と議論を呼んだ。

中共商務部は、三菱造船など20の日本組織が「日本の軍事力強化に関与した」として輸出管理対象に指定し、中国企業がこれらの組織へデュアルユース品目を輸出したり、中国原産のデュアルユース品目を海外の個人・団体が提供・移転することを禁じた。

対象には、防衛大学校、川崎重工業傘下の2社、日本電気傘下の2社、IHIグループの6社、三菱重工グループの5社、日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)などが含まれる。

これに対しIHIグループは、公式Xで日本語の一文字「あ」とだけ投稿した。中国語では「啊」に相当する。

この投稿は230万回以上の閲覧を集め、「あ」が何を意味するのか憶測を呼んだ。

「あ」は日本語で明確な意味を持たない感嘆語で、中国語の「啊」と同様に、無言や驚き、言葉にならない感情を表すとされる。そのためネット上では、「あ……またか」「あ……制裁された」「あ……株価が下がる」「あ……もう言葉がない」「あ……一音しか残らないほど無言」といった解釈が広がった。

一般に企業が他国の輸出管理リストに載った場合、声明を出して遺憾を表明するか沈黙を保つことが多いが、IHIは反論や不満を示さず「あ」だけを投稿した。この対応についてネットユーザーからは、外交儀礼を損なわず感情も表現しておりユーモラスだとして「神対応」「高度な皮肉」と評価する声が上がった。

また「中国政府の奇妙な主張を聞いたときの反応と同じ」「あを見て思わず笑い、翌日はIHI株を買おうと思った」「中国側の強硬な論調を見た後にIHIの落ち着いた反応を見て安心した」といったコメントも見られた。

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