大手証券会社の南方証券は倒産、中国証券システムが破綻の危機に直面

【大紀元4月30日】かつて中国証券界に君臨した南方証券は4月29日に証券監督管理委員会から営業停止を命じられ、実情的に倒産することになった。これを受け、上海の株式指数は1135.7ポイントまで下げ6年ぶりの最安値記録を更新した。専門関係者によると2003年の初め頃、中国証券界全体的にほぼすべての資本金を使い切り、全面的破綻の道を走り始めたと指摘した。

投資家の巨額資金を流用する

1年前、南方証券は業績悪化が表面化したため、証券監督管理委員会管理にされた頃、南方証券の債務は100億元以上あると噂されているが、管理関係者は「200億元の債務が出てもおかしくない」と話した。巨大な投資家資金を流用したため、個人投資家の現金引き出しに備え、管理された際、中国人民銀行から83.35億元の特別融資を注入した。個人以外の債務を入れると少なくとも83億元以上があると考えられる。

中国の経済専門誌《経済》は南方証券の問題は単純な証券監督管理委員会に言われた「管理の乱れ」だけではなく、裏での不正融資、不動産への不当な投資などが巨大の債務の原因と発表した。

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