深セン:インフルエンザ流行 1万人病院に詰めかける

【大紀元日本5月10日】5月初旬の連休中、深センでウィルス性のインフルエンザが流行し、全市の各大病院においては、風邪・発熱の患者が激増し、病床が不足した状況となっている。香港と深セン間は人の往来が頻繁であり、香港まで蔓延するのではないかと懸念されている。

香港の新聞「明報」紙の報道によると、深セン第二人民病院、北京大学深セン病院といった市級病院にやってくる感染者の数は毎日数百人にのぼり、中には700人という病院もある。同紙が深センの各病院・医師の提供した数字を総合したところによると、5月1日から7日にかけて、深セン市で診察を受けた患者は1万人にも及び、うち半分が児童だという。香港衛生署は、深センと連絡を取って事態を把握し、その動向を注視していくと発表した。

第二人民病院の急診科の看護士によると、今年の大型連休中の風邪の患者数は昨年を大幅に上回っており、このうち大部分の患者に発熱の症状が見られ、急診室では、毎日百人もの患者に対処しているという。5月7日午後、当病院の入院部門は満員になり、病院側は多くのベッドを臨時増設した。

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