中国人集団自殺、シドニー難民留置センター(続報)

【大紀元日本6月21日】オーストラリア・シドニーのヴィラウッド難民留置センターで18日発生した中国人難民による集団自殺事件は豪州全体を驚愕させた。シドニーのテレビ局は午後4時から一斉に関係報道を行い、各メディアもヘリコプターなどからの生中継放送を続けた。これは中共外交官・陳用林氏の亡命事件に続いて、オーストラリア社会に大きな衝撃を与えた中国人関連のニュースであった。今回の事件は、ここ30年来の豪州最大の集団自殺事件と言われている。なぜ自殺未遂者たちはこのような極端な選択に迫られたのか、彼らは死んでも中国に帰らない理由とは。彼らがいた留置センターで一体何が起きたのか、彼らはどのような人たちで、現在の情況はどうなのか、各メディアが注目している。

難民留置センターの情報によると、当初は40人ほどの中国人が集団自殺を計画していたが、事前に情報が漏れたため、午後1時55分頃、保安員は庭に出るすべての出口を封鎖した。それにもかかわらず、中国人5人が中から走り出て、庭にいた中国人と一緒に手首を切り自殺を図った。女性一人と、男性が12人だった。

自殺未遂者の情況について、難民支援連盟のメンバーであるジャマル・ダウド氏は「男性の自殺未遂者はみな適切な治療を受けることもなく、庭の芝生の上に2時間以上放置され、その後も病院に搬送されることもなく、隣の一号棟に監禁された」と言う。

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