上海住宅市場の暴落、価格と価値に深刻な乖離

【大紀元日本6月23日】ある地区の住宅価格が真に合理的であるかを測るためには、当該地区における住民の収入と比較しなければならない。一般的に、住宅価格と収入の正常な比率は3~5倍であるが、上海における比率は7~8倍となっている。

「経済時報」の報道によると、上海における住宅の需給関係は非常に歪んでいる。住宅価格は国際的な大都市のレベルにまで達しているが、住民の収入は依然として途上国の水準である。

上海のある不動産事業者は「不動産市場は本来取引市場であるべきだが、現在はこれが賭博場に変貌してしまった」と話す。住宅価格が高騰の一途をたどり、買い漁り、予約番号の投機といった現象が発生したが、これらは全て極めて非理性的な市場の現れであり、価値と価格との間に深刻な乖離が生じているのである。

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