「毛沢東:知られざる事実」欧米で話題に
【大紀元日本7月1日】13年前に発表され、話題となった「ワイルド・スワン」の著者・ユン・チアン(張戎)氏は歴史学者で夫のJon Halliday氏との共著、「毛沢東:知られざる事実」を発表し、再びマスコミの注目を浴びている。「ワイルド・スワン」は毛沢東政権を生き抜いた、著者を含む一家三代の女性たちの物語であり、共産党統治下の中国社会を鮮明に浮き彫りにした
ユン・チアン氏とJon Halliday氏は、「毛沢東:知られざる事実」の出版を記念し、ケント大学でサイン会を行った。彼らは会場で、毛沢東が扇動した革命運動、彼自身の臆病さと私欲で推し進めた異見を持つ人々への内部摘発・脅迫・粛清などの仕組みを、あまり中国の歴史に詳しくないヨーロッパ人たちに説明した。
チアン氏によると、毛沢東政権時代の政治運動で命を落とした中国人は、少なく見積もっても7000万人に上り、その数はスターリンとヒトラーが戦争で殺害した人数を遥かに超えるという。それにもかかわらず、中国政府は共産党政権の安定のため、現在でも毛沢東が偉大な指導者であると宣伝している、と同氏は説明した。
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