中国株式市場は経済と逆行する謬説
【大紀元日本7月5日】経済が著しく成長しているのに株式市場が暴落し続ける国を、人々はどう評価するだろうか?巧妙に言葉をいじくり回す人々は、これは株式市場と経済の「逆行」現象だというだろう。しかし、有識者らは「逆行」とは存在しないでたらめな理屈である、とそのからくりを暴くはずだ。「逆行」はまさに中国経済の真実を反映したものだ。結局、中国共産党は捏造したバブル経済が弾ける前に、人の目をくらますことができなかっただけなのだ。
中央集権統治の下では、架空経済や架空の不動産市場を捏造できることから、株式市場も架空で作り上げることができる。統計数字を出す政府役人らは自分たちの昇進はGDP数字の向上と強く係っていることを知っている。彼らが数字を高く報告すれば出世する者も増える。結局、統計数字は単なる政府役人らの出世数を表すものに過ぎないのだ。
中国の不動産は非常に高価である。たとえ米国で働く中流階級の人でも中国の不動産は買えない。例えば80平方メートルの不動産を買う場合、普通の人々は仮に毎日、飲まず食わずで全てのお金を貯金して、購入できるまでに何年かかるだろう?上海では約41年、杭州では約40年、南京では約34年かかるという計算になる。しかし、不動産市場のバブル化も作り上げられたのだ。何故なら、中国の政府役人らは自由に不動産を購入することができ、不動産業者の職員は自らの名義で幾つもの不動産を購入することができるからだ。その上、経済成長率を支えるために、売却できない不動産は貸借対照表に残すことさえできるのだ。
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