中国ビールの発ガン性物質問題で、日本と韓国政府が動き出す

【大紀元日本7月15日】中国ビールに、発がん性物質ホルムアルデヒドが含有されているという報道を受け、日韓両国では大きな波紋が広がっている。韓国全土で中国ビールが一斉に回収され、日本の厚生労働省も中国ビールの調査に乗り出している。

韓国聯合通信社の報道によると、韓国食品医薬安全庁は11日、関係企業に対して中国ビールの緊急回収と検査の実施を命じた。これから輸入される中国ビールに対しても、全品目検査することを決定した。統計によると、今年の上半期に韓国に輸入された中国ビールの総額は1000万人民元(日本円1億4000万)に上る。

日本共同通信社は、「日本の厚生労働大臣は、中国ビールを輸入する企業に対し、ホルムアルデヒド含有量を検査することを義務付けた。厚生労働省は外務省を通じて、中国政府に関連事実の報道を調査するよう求めたという。日本の食品衛生法は、発がん性物質ホルムアルデヒドの使用を禁止している。現在、7社の日本企業が中国ビールを輸入しており、輸入量は2000年の69万樽から2004年の178万樽に増えた」と報じた。

ビール製造過程で、通常シリコンやPVPP(ポリビニルポリピロリドン)などを安定剤として使用するが、9割強の中国ビールメーカーは、コストを節約するために、価格が遥かに安い発がん性物質ホルムアルデヒドを使用している。

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