ブタ連鎖球菌に感染、死者24人に

【大紀元日本7月27日】中国衛生部が7月26日発表した情報によると、7月25日正午12時現在、四川省資陽市で発生した人のブタ連鎖球菌への感染者数は、既に117例にも上り、この内、死亡者は24人、重症患者は21人、完治し退院したのは4人、他の患者は今入院治療中であるという。

四川省衛生庁の発表によると患者はすべて30歳~70歳までの農民。患者は発病初期に高熱、脱力感、吐き気、嘔吐などを訴え、重症患者には皮下鬱血、中毒性ショックなどの症状が現れた。

感染発生地区を調査した結果、人がブタ連鎖球菌に感染した直接の原因は病死したブタの食用加工。現在、病死した豚を食用せず、直ちに埋葬または焼却するように、政府関係部門は感染区の住民に対して、指導を行っている。また、政府は、農民らによる、連鎖球菌に感染した豚の加工を禁止する通達を出した。

現在、感染者が最多の地区での発病は既に減少傾向にあるが、周辺地区に新たな感染が確認された。

中国大陸から通達を受けている香港当局は、大陸への香港旅行者に注意を呼びかけている。香港の大手スーパーは、四川省産の冷凍豚肉の販売を中止する動きが既に出ている。香港で販売している冷凍豚肉の2割は四川省から輸入したものであるという。

関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。