中国、米国を想定した核兵器部隊を建設中
【大紀元日本8月1日】オーストラリア政府に亡命申請し、保護ビザを発給された在シドニー中国領事館元領事・陳用林氏(37)は先日、米議会で行われた公聴会に招かれ、米国に対抗するために、米国に照準を合わせた核部隊の建設が秘密裏に進められていると証言したという。ワシントンポストが29日に伝えた。
報道の中で、世界中に波紋を広げた中国解放軍の朱成虎少将の核戦争発言はまさに米国を先制しようとする北京政府の思惑を示した格好となったと述べられている。中国の核兵器の数はトップシークレットであり、軍と共産党のトップにしか知らされていないという。
陳用林氏はさらに、中国の核兵器は「核子能源公司」という会社によって製造されていると証言した。この会社は、表向きは原子力発電所を建設する会社であるが、ミサイルなどに搭載する弾頭も製造している。
公聴会の中で陳用林氏は、中国の対米長期戦略はまさにとう小平・元中国国家主席の「実力を隠し、時間を稼ぐ」の方針を反映していると述べた。つまり、西側諸国、特に米国に気づかれないように核の建設を進めることである。しかし、この戦略はいつか、西側諸国に糾弾されるのではないかと中国指導部も懸念している。
さらに台湾問題に関して、中共高層部の会議の中で、軍部は、常々、武力で台湾問題を早期解決すると話しているという。
関連記事
危すぎる中国の食品。頼りになる食品検査員とは?
学生を狙った「社会報復」が相次ぐ中国の学校で行われた「テロ防止演習」の様子。しかし、暴漢は強すぎた?
中国の小学校で1年生の女児が高学年の少年によって熱湯を顔や体にかけられて大やけどを負った。現地教育当局や学校は「悪ふざけ」と主張。加害者家族からは「脅迫状」、被害を受けた女児の父親は…?
中国で鉄道事故が絶えないのは「手抜き工事」のせい?ニセモノ材料を鉄道に使用、報道した記者ら襲撃される。
「私たちにはお金も仕事も、未来もないんだ」ある中国の大学生による「告白」。その告白には、大地震の予兆を感じさせる何かがある。そして武器も金も無い若者たちが自転車で一斉に、数万人がどこかを目指すというのだ。まるで巨大な何かの予兆のように、数十万人のペダルの音が響く。