圧政の道具と化した中国の司法制度

【大紀元日本8月23日】中国において21年の実務経験を持つ郭国汀弁護士は、大紀元記者のインタビューに答え、中国司法の状況を語った。2003年から人権関連の訴訟などを代理している郭弁護士は、専制的な中国共産党政権下、中国の司法には重大な不公正が存在し、それは政治犯、法輪功関連及びその他「敏感」な訴訟などの審理に広く及んでいると指摘。「裁判所は、中国共産党の違法行為の共犯者、道具に堕しており、正常な社会の裁判所が本来具備すべき裁判の機能を持っていない」と評している。

郭弁護士は、これまで家屋の強制立ち退き、民主活動家の逮捕、法輪功学習者の逮捕拘留などを含む数十件の訴訟を手がけ、それぞれのケースで、詳細に調査を重ね、入手した証拠に従い被告人の無罪を主張してきた。

今年4月30日、山西省のフリ記者・師濤氏は、湖南省長沙市の中級法院で「国家機密漏洩罪」を理由として、10年の収監を言い渡された。第1審で弁護を担当した郭弁護士は、正当な理由なく弁護士資格停止処分を受けたため、控訴審では、莫少平弁護士が弁護に当たった。ところが、控訴裁判所は被告人尋問を行わず、弁護人の意見も聴取せず、また、弁護人に対し何ら通知することもなく原判決を維持する判決を下した。控訴裁判所のこうした行為は、中国の法律上重大な違法となる。

▶ 続きを読む
関連記事
戦争や物価高が続いても、世界の旅行熱は衰えない。2026年の旅行支出は過去最高の7.8兆ドルに達する見通しだ。物よりも思い出や体験を重視する消費者が増え、高級旅行の需要も伸びている
香港の民主活動家・黄之鋒氏に新たに懲役10年の判決。釈放は2036年にずれ込む見通しだ。評論家らは今回の判決を厳しく批判し、中共による民主派弾圧を非難
欧州議会議員14人が、中国BYD車の安全保障リスクを問題視し、EUに調査と公共調達からの排除を要求
フランスの血液保管施設がサイバー攻撃を受け、冷凍庫の設定温度が最高110度に改ざんされた疑いが浮上。血液製剤に被害はなかった。欧州各国でも冷蔵・冷凍設備へのハッキング被害が報告されている
英国議会の委員会が、中国製コネクテッドカーやIoT機器の安全保障リスクを警告。中共による情報収集や遠隔操作を懸念し、重要インフラへの導入制限を提言した。英国の大学と中共軍関連機関の共同研究にも警鐘