広東省:薬品汚染で魚が大量死亡

【大紀元日本8月28日】広州日報によると、中国南部の広東省雷州市流沙港で、8月17日より連日、養殖池の魚が大量死する事件が発生したという。港から300メートルを離れたハマグリ養殖場で使用されたフェンプロパスリン(Fenporpathrin)が原因だと見られている。

延べ4キロメートルある流沙港内に約3000の養殖池があり、今回の損失額は6000万元(約7億8千万円)に達した。死亡が発生した養殖池で養殖されたヨウジウオ、石斑魚(ハタ)、マグロなどの大半は国際市場へ輸出しているという。

魚大量死の通報を受けた派出所の調査によると、ハマグリ養殖場の工員が、大量のフェンプロパスリンを海岸付近の砂浜に散布した事が原因のようだ。養殖場の工員は、ハマグリをエサとして食する魚、えびやカニの駆除にフェンプロパスリンを使用していると認め、ハマグリには害がないとしている。雷州市当局はこの事件についても既に調査を始めたという。

専門家によれば、フェンプロパスリンは農薬として使用され、脊髄動物及び魚類に対して毒性が非常に強いものである。ヒト及び哺乳類動物に対しての毒性は弱いと見られるが、海外では厳しい農薬制限を設けられているため、中国国内でも規制化学物質として制限されているという。

関連記事
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。
香港では「国家安全法」を導入したことで、国際金融センターとしての地位は急速に他の都市に取って代わられつつある。一方、1980年代に「アジアの金融センター」の名声を得た日本は、現在の状況を「アジアの金融センター」の地位を取り戻す好機と捉えている。
米空母、台湾防衛態勢に 1月29日、沖縄周辺海域で日米共同訓練が挙行された。日本からはヘリコプター空母いせが参 […]