中国初の携帯メール投票の歌手コンテストに当局は警戒

【大紀元日本8月30日】半年間中国の巷を沸かせた歌手コンテスト「超級女声」が先日幕を下ろした。決戦で800万人を超える視聴者は携帯メールで1票を投じ、これまで無名の周筆暢は、一夜にしてスーパーアイドルとなった。政府支配下のマスコミによらない今回のコンテストは宣伝部門を厳しくコントロールしてきた当局に大きな衝撃を与え、政府は警戒を強めている。

今回のコンテストの最大の特徴は、今までの専門家による選考方式から、視聴者のメール投票方式に転換したことである。準決勝の投票数(1人に1回の投票権利)が400万に達し、決勝では815万を超えたという。

中国のあらゆる社会選挙活動が不透明であるため、今回の国民参加選出方式は視聴者の多大な関心を集めた。この大きな反響を呼んだ社会現象に触発され、国民は社会問題から政治問題まで、現代方式で意見を表す気持ちが芽生える可能性があると明報が伝えた。

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