拡大する貧富格差、中国社会の安定に大きな影響
【大紀元日本9月14日】中国社会では現在、収入格差が拡大し、貧富の二極化は中国社会の調和に影響を与える重要な要素となっている。調査によると、中共当局が直ちに有効な措置を取らなければ、貧富の二極化問題は2010年以降に社会の不安定を引き起こすという。米国VOAが伝えた。
中共中央党学校の「学習時報」に先月掲載された記事によると、中国社会には高度に重視すべき新たな問題がいくつか発生している。その一つは、収入格差が持続的に拡大していることである。都市と農村間の格差、地域格差などの社会的格差もまた拡大を続けている。これらは、調和の取れた社会を構築していく上で一定の影響をもたらすとしている。
貧富格差拡大の直接的な影響は、社会における貧困問題の出現であり、社会における不公平感の顕在化である。民衆は、労働を通じて富をなすプロセスが正当である場合の収入格差に対してはある程度許容できるが、分配の不公平による格差、すなわち違法、汚職、犯罪によって財をなすことや不当な収入などを通じた不合理な貧富の格差に対しては、心情として受け入れることができず、大きな不満を抱き、強烈な反発を招くのは当然である。
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