中国共産党とのコネを重視する「鳳凰衛視」総裁

【大紀元日本10月12日】香港に拠点を置く衛星テレビ局・鳳凰衛視(フェニックステレビ)は、中国で唯一の新聞報道権を持つ民営放送局である。ワシントンポストが9月19日に発表した、「綱渡りする」と題した報道の中で、鳳凰衛視の総裁・劉長楽氏がいかに中国共産党とコネを作り、党の高層部と密接な関係を維持しているのかを披露した。

2年前、香港で「二十三条立法」をめぐって賛成派、反対派がデモなどを繰り広げていた頃のことである。香港の英語テレビ局のニュースでは反対意見の報道が目立ってはいたが、一応両者の意見を伝えていた。一方、日本でもCSで放送されている中国語の放送局の一つである鳳凰衛視は、ひたすら中国共産党の立場である「二十三条立法賛成」の人たちの意見を流し続けた。採決予定日前の数日間も、反対派のデモは一切報道せず、賛成派のデモだけを放映した。

ワシントンポストの報道によると、このような報道立場を取る鳳凰衛視の劉総裁は、中国共産党指導者と密接な関係を持っているという。

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