何清漣:中国共産党に迎合する世界メディア、その裏側を分析

【大紀元日本10月29日】近年、中国共産党は全世界の華僑と国際社会に対し、中国では中産階級が増え続け、「玉ねぎ型」の社会構造が形成されつつあり、経済発展は必然的に政治の民主化を導き、インターネットの発展は中国の報道の自由を促進するなどと吹聴してきた。これらは架空の理論であるが、一部の世界メディアはなぜこうした架空の理論の吹聴の尻馬に乗ったのか?著名な社会経済学家・何清漣氏は大紀元の取材に答え、マスメディアが中国共産党の宣伝活動に協力し続ける要因などを以下のように分析している。

中国共産党が中産階層を中心とする社会構造の実現の宣伝を繰り返す政治的、経済的な意図

最近の中国研究ではあるひとつの理論がもてはやされている。中国では中産階級が増え続けており、政治に対する影響力を強め、民主化に向かう、という理論がこれである。現在欧米では、とりわけ中国問題の研究者および財界の利益を代表するロビイストたちがこうした理論を吹聴している。財界人にとっては、中国への投資が中国の民主化を促すといった理論は、自らの投資を美化する格好の材料となる。そのため投資家たちは中国の「市場経済+強権政治」の現状を覆い隠し、自国政府に中国の人権状況に口を出させないようこうした理論を吹聴し、政界を説得し続けている。

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